いっぷく茶屋

ちょっといっぷく、いかがでしょう?

鑑賞記録〜映画(DVD)

「オデッセイ2001」
 監督:マット・コッド

「オデッセイ:セカンドレボリューション」
 監督:イアン・ワトソン


 ・2008/05/
 ・2008/06/20
 ・DVD(レンタル)

 突如地中より出現した謎の巨大物体「トーラス」。誰が何のために? その謎を追う主人公達の辿り着いた先にある「真実」とは。
 続編では10年後の世界、トーラスに関わったために謎の組織から命を狙われる主人公とその息子を中心に物語が展開されていく。


 二編とも最初から最後まで突っ込みどころは満載で、どうにもB級くさい。それが味といえば味かもしれない。
 特に作中での中国の描かれ方が、ちょっとヤバい。
 かの国の人がこれを観たらかなり気を悪くするのではないかな、という位ギリギリな感じだ。
 アメリカ人から見た「中国」とは、いまだにあんなイメージなのかなぁ、と思うと、すぐ隣の国で文化的にも歴史的にも関係の深い日本人としては複雑なものがある。
 しかも他国の主権をないがしろにしたような軍指揮官の発言や世界大戦勃発のきっかけを作ったのはかの国の軍部暴走による暴挙という設定なども、ちょっとやりすぎの感がある。
 そして、対するアメリカはあくまで「正義」で、世界の危機を救うのは決まって「アメリカ人」なのだよ。
 まあ、しょうがないか。アメリカの映画だし。

 他には、キリスト教の世界観をベースに育った人たちがこの類のテーマを取り上げると大体こんな感じになるよね、というのが正直な感想。
 この作品はそれでもまだそういった色は薄い方だと思うのだが、以前観た「コンタクト」や「サイン」などには色濃く反映されている。
 初めてそれらの作品に触れたとき、少なからず違和感を感じたのを覚えている。
 え? そういう展開になるの? なんで? …と、いった感じ。
 未知なるもの、しかも遥かに高次の存在に触れたときに感じる「畏れ」が「神」に通じるのだろう。しかし、「科学」はそれとはまた別のところにあるはずで、それらを関連付けてしまうのには抵抗がある。
 基本的には無宗教ともいえる我々にはそれが一種なじみのない奇異なものであるように感じられるのと同時にとても新鮮で興味深いものでもあるのかも知れない。
 私個人としては、理解はしても納得しかねる、という感じではあるのだけどね。
 「科学」は「科学」。

 世界中のあちこちや様々な宗教などに「終末思想」というのはあって、必ずこの世は滅びの日を迎えるのだという。しかもそれは「人ならぬもの」の手によることが多い。
 でも、現実に世界が滅びるようなことになったとき、その原因をつくり引き金を引くのは人間自身でなくてはならない、と、私は考える。
 それを止められるのもまた、人間自身であらねばならない、と思うから。
 都合が悪くなると神様に丸投げ、では無責任すぎるんじゃない?
 それだけの責任が人間にはあるのだと思う。

 滅びの日なんて永遠に来なければいいんだけどね。

 



【ご参考】

 

 



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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