いっぷく茶屋

ちょっといっぷく、いかがでしょう?

鑑賞記録〜映画(DVD)

「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」
 (ディレクターズカット版)
 原作:石ノ森章太郎
 監督:石田秀範
 脚本:米村正二
 出演:水嶋ヒロ/佐藤祐基/里中唯/徳山秀典

 TVシリーズ公式サイト
 東映ビデオHP

 ・2008/07/01
 ・DVD(レンタル)

 2006年テレビ朝日系で放映されたシリーズの劇場版。
 テレビシリーズが表なら劇場版は裏に当たる作品。
 テレビシリーズは観ていたがさすがに劇場までは足が運べず、今になってようやく観ることに。
 放映中はナゾだったあれやこれやがおおむね明らかになった。
 ああ、そうだったのね。すっきりした。
 なんとなくそうなんじゃないかなあ、とは思っていたけどね。

 ストーリー的には最後の最後でどんでん返しがあってそれが救いとなっているが、途中まではかなりシリアスで悲劇的展開。。人類が滅亡寸前だったり登場人物が次から次へと死んでしまったり。
 それだけに、テレビシリーズへとつながるラストシーンは感動的だった。
 コドモ番組と侮ることなかれ。これでなかなか奥が深いのだよ、ヒーロー物は。


【ご参考】



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鑑賞記録〜映画(DVD)

「オデッセイ2001」
 監督:マット・コッド

「オデッセイ:セカンドレボリューション」
 監督:イアン・ワトソン


 ・2008/05/
 ・2008/06/20
 ・DVD(レンタル)

 突如地中より出現した謎の巨大物体「トーラス」。誰が何のために? その謎を追う主人公達の辿り着いた先にある「真実」とは。
 続編では10年後の世界、トーラスに関わったために謎の組織から命を狙われる主人公とその息子を中心に物語が展開されていく。


 二編とも最初から最後まで突っ込みどころは満載で、どうにもB級くさい。それが味といえば味かもしれない。
 特に作中での中国の描かれ方が、ちょっとヤバい。
 かの国の人がこれを観たらかなり気を悪くするのではないかな、という位ギリギリな感じだ。
 アメリカ人から見た「中国」とは、いまだにあんなイメージなのかなぁ、と思うと、すぐ隣の国で文化的にも歴史的にも関係の深い日本人としては複雑なものがある。
 しかも他国の主権をないがしろにしたような軍指揮官の発言や世界大戦勃発のきっかけを作ったのはかの国の軍部暴走による暴挙という設定なども、ちょっとやりすぎの感がある。
 そして、対するアメリカはあくまで「正義」で、世界の危機を救うのは決まって「アメリカ人」なのだよ。
 まあ、しょうがないか。アメリカの映画だし。

 他には、キリスト教の世界観をベースに育った人たちがこの類のテーマを取り上げると大体こんな感じになるよね、というのが正直な感想。
 この作品はそれでもまだそういった色は薄い方だと思うのだが、以前観た「コンタクト」や「サイン」などには色濃く反映されている。
 初めてそれらの作品に触れたとき、少なからず違和感を感じたのを覚えている。
 え? そういう展開になるの? なんで? …と、いった感じ。
 未知なるもの、しかも遥かに高次の存在に触れたときに感じる「畏れ」が「神」に通じるのだろう。しかし、「科学」はそれとはまた別のところにあるはずで、それらを関連付けてしまうのには抵抗がある。
 基本的には無宗教ともいえる我々にはそれが一種なじみのない奇異なものであるように感じられるのと同時にとても新鮮で興味深いものでもあるのかも知れない。
 私個人としては、理解はしても納得しかねる、という感じではあるのだけどね。
 「科学」は「科学」。

 世界中のあちこちや様々な宗教などに「終末思想」というのはあって、必ずこの世は滅びの日を迎えるのだという。しかもそれは「人ならぬもの」の手によることが多い。
 でも、現実に世界が滅びるようなことになったとき、その原因をつくり引き金を引くのは人間自身でなくてはならない、と、私は考える。
 それを止められるのもまた、人間自身であらねばならない、と思うから。
 都合が悪くなると神様に丸投げ、では無責任すぎるんじゃない?
 それだけの責任が人間にはあるのだと思う。

 滅びの日なんて永遠に来なければいいんだけどね。

 



【ご参考】

 

 



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鑑賞記録〜映画(DVD)

 どうもご無沙汰してます。
 リアルで忙殺されていてネット落ちまくりの日々です。
 それでもちゃっかり映画は観てる。まあ、それなりにね。
 というわけで、今回は文字通り「記録」のみ。
 詳細感想等はいずれ後ほど書くかもしれません。書かないかもしれません。
 God only knows.


「舞妓Haaaan!!! 」
 脚本:宮藤官九郎
 監督:水田伸生
 出演:阿部サダヲ/堤 真一/柴咲コウ 他

 公式サイト

 ・2008/04/10
 ・DVD(レンタメ)

 あれよあれよという間に物語が展開していってとても楽しいひとときだった。
 堤氏の壊れっぷりというか新境地の開拓というか、ああこういう役もやるんだぁ…といった感じで面白かった。


「トランスフォーマー」
 監督:マイケル・ベイ
 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ

 公式サイト

 ・2008/04/13
 ・DVD(レンタル)

 面白かった。
 特に物語も後半になってくると、ああなんか懐かしい雰囲気、という感じ。アニメの雰囲気をうまく残しているように感じて嬉しかった。
 好きだったもんなぁ、アノアニメ。
 元々は日本製のおもちゃをもとにして製作されたアメリカのアニメ作品で、後には「機械生命体」というコンセプトを生かした日本版もいくつか作られた。
 あらかたは見ていたような気がする。ああ、また観たいなあ、再放送しないかなあ。地上波で。

 ↓元ネタの玩具についてはこちら↓
 (ご参考)タカラトミーによる公式サイト


「デジモンセイバーズ1」

 公式サイト

 ・2008/04/18
 ・DVD(レンタル)

 フジテレビ系で放映されたアニメ作品で、1はテレビシリーズの第1話と第2話を収録したもの。
 ある日曜の午前中、何とはなしにつけたテレビでやっていたアニメが、なんだかすごく面白かった。
 ああなんで途中からなんだろう、どうして最初から観なかったんだろう、と悔しがることしきり。
 それ以来結局最終回まで毎週欠かさず見てしまった。かなりツボにはまったらしい。
 で、楽天レンタルにも登録したし、この際だから一番最初から気長にレンタルしてみようか、ということで、「1」が漸く手元に届いた次第。
 世界観やデジタルワールドについての概念などがよくできていて、見方によっては大人でも十分楽しめる作品となっている。


「トランスモーファー」

 ・2008/04/20
 ・DVD(レンタル)

 これは「トランスフォーマー」のパロディだと思って観ると、相当ガッカリする。
 が、そういうことを一切考えずに単純にいち作品として観ると、結構面白いと思う。
 ありがちと言ってしまえばそれまでなストーリー展開だが、オーソドックスな流れの中にも独特の雰囲気をかもし出していて印象に残る作品だった。
 見せ場もちゃんとあるし登場人物も魅力的で見ごたえがあるが、ただ、「機械生命体」という概念を「サイボーグ」的なものに置き換え、わかり易く噛み砕いてしまったことがちょっと残念だった。




 (ご参考)
   



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鑑賞記録〜映画(DVD)

「となり町戦争」

 監督:渡辺謙作
 出演:江口洋介/原田知世 他
 原作:三崎亜記「となり町戦争」集英社刊/第17回小説すばる新人賞受賞作品


詳細↓
角川映画HP「となり町戦争」


・2008/02/24
・DVD(レンタル)


 ある日かかってきた一本の電話をきっかけに「となり町同士の戦争」に主人公の男は巻き込まれていく。
 いつの間に始まったのか。何のためなのか。姿の見えない「戦争」は現実味が薄く、なかなか実感できない。
 しかし確かに「戦争」は行われており、戦死者は確実に増えていく。その現実を目の当たりにした主人公は衝撃を受け、そして愕然とする。
 

 どうも、いけない。
 すっきりしない。
 胸の奥底にわだかまったしこりのようなものがしつっこくつっかえて最後まで取れないのだ。
 不快感ではなく、嫌悪感でもなく、それは違和感に近いかもしれない。
 これは「戦争」の本質を地方自治体の姿形を借りて少しシニカルに、ブラックユーモア的に表現したものだろうか。
 あるいは、いまひとつ現実として認識しきれていない人の多いと思われる、世界中で未だなくならない「戦争」の現実とそれに対する日本の国としての関わり方の現状を、より身近な地方自治体のサイズにスケールダウンして揶揄している風刺劇なのだろうか。

 となり町同士で本気で戦争。
 比喩的表現ではなく、生命の危険を伴う実戦ありの、マジ戦争…どう考えてもあり得なさ過ぎる。
 あまり説得力があるとは思えないそのテーマや現実にはあり得ないような設定の数々、エピソード、台詞や演出の積み重ねが、まるで悪い夢を見ているようでどことなく居心地の悪さを感じさせる。
 そもそも、おそらく地方都市に隣接する立地という設定であろう「町」レベルで戦争していて、そこに暮らす人々がそのことにまったく気づかなかったり実感が湧かなかったり…そんなことが現実にあるのだろうか?
 「目に見えない戦争」を表現するためか、実際作中では戦闘シーンらしい戦闘シーンは全くなく、緑豊かでのどかな田舎町の日常が(まるでそれを強調するかのように)描かれている。
 その一方で「戦争」という「業務」のもとに主人公の周りでは様々な出来事が起こっていく。
 まず現実にはありそうもないことがごく普通に、平然と、当たり前のように進行している。
 …腑に落ちない。
 いや、それらすらも制作者側にとってはまた狙いのひとつで全ては計算のうちなのだろうか。
 しかしそれらの違和感をねじ伏せて思わず納得させられてしまうほどの「説得力」が感じられないのだ、この作品には。
 また随所に見られるシリアスなのかコメディなのかいまいち微妙なタッチの細かい演出などがなんとなく空回りしているように見えて不安感のようなものがあおられる。
 ブラックユーモア的なほんのり毒をはらんだシニカルな笑い?
 それなりに重いテーマを扱っているはずなのにこれはちょっと茶化しすぎではないか?と思ってしまう。
 これって、本当はもっと静かに、しかし背筋も凍えるほど怖い類のものなんじゃないのか?
 こういうテーマをこういった軽めのタッチで描いて欲しくはないなぁ、と、思ってしまうのだ。
 いや、その軽さすらも制作側の狙いで、作品の存在そのものが「警鐘」なのだろうか。
 現代の日本人の「戦争」に対する認識なんて、所詮はこんなもの、といったような。

 そして、主人公二人の間に芽生えていく感情の移り変わり。これがちょっと浮いていて物語の本筋とうまくかみ合っていないような気がするのだが、どうだろう。なんだか、テーマ的に派手な見せ場に乏しく地味で彩りの少ない内容を補うかのように隙間の部分を恋愛ドラマ的展開で埋めてうまくまとめてしまおう、的空気を感じてしまうのだ。
 「彼女」が「彼」の差し伸べた手をとることで「とりあえずある意味ハッピーエンド」と小さな希望の芽を残したことで強引に物語のオチをうまく摩り替えてしまったような印象を受けた。
 ああ、これで終わりなのかな?と思った矢先。
 ラストシーンのアドバルーンに吊られた「宣戦布告」の文字に暗澹たる思いに陥る。
 ああ、やっぱり「ここ」に戻ってくるのね。そりゃそうよね。これってそういう話だもんね。
 安心したようながっかりしたような、ちょっと複雑な気持ちになった。

 で、鑑賞終了15分経過時点での気分。…15分もフリーズしてたのかよ。
 どうもちぐはぐ感が否めない。
 消化しきれないものが胸の奥でぐるぐるしている。
 全体的に中途半端な感じだ。
 心の中にズバッと来ない…スッキリしない。

 最後の最後まで救いの見出せない、見ていてちょっとキツい作品だった。
 が、いずれまた違うコンディションの時にもう一度観て、確認してみたいことも多々あるので、そのときにはまた違った感想を抱くことになるのかもしれない。


 あるいは、原作を読んだ上で改めて観ると、また違った印象になるのかもしれない。
 何か他の媒体で補完しなければならない、単独では成立できない、そういうのは、本当に完成された作品とはいえないのだけどね。




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鑑賞記録〜映画(DVD)

ローレライ

 監督:樋口真嗣
 主演:役所広司/妻夫木聡/香椎由宇
 原作:福井晴敏「終戦のローレライ」(講談社)


 ・2008/01/21
 ・DVD(レンタル)


 詳細↓
 公式サイト
 東宝邦画作品ラインナップ



 太平洋戦争末期の日本。広島に続く原子爆弾投下を阻止するために出港した海軍の潜水艦「伊507」には最新鋭の索敵システム「ローレライ」が搭載されていた。
 しかしその裏には世界を揺るがす陰謀が隠されていて…。


 ああ、何て突拍子もない。
 「ローレライ・システム」の真相が明らかになったあたりで、まず、そう思った。
 こんなに突拍子もなくて、ほんとに大丈夫なのかこの映画?
 マジでそう思ってしまった。
 しかしその不安は物語が進むうちに立ち消えてしまう。
 脚本および俳優たちの演技にそれだけの説得力がある。ということだろうか。
 いつの間にか作品の世界にどっぷりはまり込んでしまっていたのだよ。これが。

 この時代、しかも太平洋戦争をテーマにしたものにありがちな戦争の悲劇性や「悲惨」「悲愴」をことさらに強調したものではなく、それらからほんの少しだけ引いた視点で描き出された物語の、その切り口のユニークさが興味深かった。
 「魔女」はその後どうなったのか? とか、ラストで出てきた青年の腕にある時計の意味は?とか、余韻の残る終わり方もとても良かった。
 そして、ヘイリーさんの素晴らしい歌声。
 鑑賞時は特に誰の歌声か気にしておらず、ただ「ああ、いい声だな。イメージぴったり」などと思っていたのだが、見終わった後で公式サイトなどをチェックした際に初めて彼女の歌声だと知り、ああ、やっぱりなぁ、と、とても納得した。


 太平洋戦争が終結して六十と余年。
 こういった映画が普通に作られる時代になったんだなぁ、と、しみじみ思う。
 いいことなのか、眉をひそめるべきことなのか、私にはなんともいえないが、この映画を観た者の心に何らかの気持ちが生じるのは間違いなく、それが世の中をいい方向に導くものであることを願ってやまない。



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